Japan-Bhutan Friendship Association

ハ県:面積―約1,700平方km
プンツォリンからの自動車道路が出来る以前、1958年、時のインド首相ネルーは、ハの道を通ってパロを訪れている。ブータンはシッキム王国(今はインド領)と関係が深く、ダージリンのカリンポンにあったブータンハウスが外交拠点であった。これらの地域に向かって開かれたブータンの西の窓口として、ハは歴史的に重要な役割を果たしてきた。このブータンハウスを管理運営していたのが、ハの領主ドルジ家であった。ハの領主であったドルジ家はブータン初の近代的な学校を建設。また、ワンチュク王家とは密接な関係にあり、初代首相ジグメ・ドルジ、皇太后アジ・ケサンを出している。ハはまた、インド軍駐留地に選ばれたことなどから、政治的、軍事的な重要性が分かる。そのため、長い間外国人観光客の立ち入りを認めていなかったが、2001年から訪問できるようになった。