Japan-Bhutan Friendship Association

パロ県:面積―約1,300平方km
ブータンの空の玄関口、パロ国際空港は水田の中にある、そう見える。パロ谷は広く肥沃な土地に恵まれ、豊な水田、果樹園が広がり、その中に伝統的な農家の建物が点在している。パロは昔から米どころとして経済力を誇ってきた。また、インドとチベットを結ぶ最も重要な交易路が国境のすぐ外を走っていることもあり、近代以前からチベットやインドの情報や技術、製品を最初に受け入れる先進地域だった。群雄割拠の時代、パロ・ベンロップは、その経済力と情報力を背景にトンサ・ベンロップと並ぶ権勢を誇った。古都の雰囲気が漂うパロの町だが、ここでも高級ホテルやアパートなどの建築ラッシュがおきている。