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自由で公正な選挙に向けて

1月18日
 「選挙管理委員会は、高い能力を有した政治家が国家の民主化を促進し、あらゆる汚職行為が根絶されるような環境を保証する義務がある。」

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 写真)選挙管理委員会長に選挙法の草案を手渡す、草案委員会のリョンポ・ソナム・トプゲ。

1月16日、選挙管理委員会長のダショー・クンザン・ワンディは司法長官のリョンポー・ソナム・トプゲと共同のオフィスを開設した。その際、ダショーは長官から選挙法草案を受け取った。
 ダショーがクエンセルに伝えたところによると、強く、透明性の高い政府設立のためには選挙管理委員会が決定的な役割を果たすという。「選挙管理委員会設立最大の目的は、すべてのブータン人が一切の恐怖から開放されて自由で公正な選挙に参加できる環境を創出すること。」なのである。
 その達成のための、唯一の方法は適切で体系だった意思伝達の仕組みの確立にある、と同委員長は説明している。
 人々は憲法に従い、全体の利益のために動かなければならない。その手段として選挙への参加が必要になるのである。「国民は政党がお金を稼ぎ、権力を保持するための存在、と考えるべきではない。」委員長は、投票者が個人の利益と引き換えに票を差し出すことがないように、釘を刺しながらコメントを続けた。
 この公正な選挙制度が腐敗する可能性を考慮して、ブータン憲法草案は、被選挙者に対する選挙資金の提供を規定している。選挙委員会は、この制度により「利害集団」や「外圧」の回避が可能であると阿寒が得ている。また、「いかなる政党も外国からの資金提供を受けてはならない。」という。もちろん、地元の私企業から選挙活動にある程度の支援を受けることは想定されるものの、それは節度をもって実施されなければならない。
 彼によると、一連の行動はその是非が選挙法草案の倫理規制の項目に記載されている。そして選挙管理委員会がこの崇高で、秩序ある政治環境の維持につとめるのである。
 ダショー・クンサン・ワンディによると、選挙活動を適切なものとするために向こう2年間で選挙区の確立が急務である地区・県がいくつかあるという。
 それに加えて、選挙実施への責任者に対する訓練、選挙人名簿の作成、そして選挙人登録も緊急の課題である。
 「選挙が人々にとって、身近で、かつ参加しやすい環境を創出するために、選挙管理官をはじめとしたさまざまな役職が必要となり、そのためには多くの人員が必要である。われわれは、投票年齢にあるすべてのブータン人が手続きに戸惑うことなく選挙に参加できる、という視点に立って環境整備を進めなければならない。」
 ダショーによれば、成功した民主制度とは、政府と選挙管理委員会が同等の責任の下協同して始めて可能になる、という。「そうして初めて、国はお互いの信頼と自身を醸成することができる」と、ダショーは信じている。
 2008年に選挙を控え、時間的余裕は少なくなりつつある。「あらゆる準備は2007年までに完了し、本番の前に練習ができるようになるまでに、こぎつけたい。」とのダショーのコメント。
 ブムタン県ウラ村に生まれたダショー・クンサン・ワンディはティンプのYangchenphug高等中学校を卒業後、インドのニューデリーにある聖ステファン・カレッジで英語学を修めた。
 その後28年にわたり複数の組織に所属し、1993年にはシムトカの王立技術管理学校長に任命された。その後は王立監査機関(RAA)の監査長も務めた。そして、2005年、王の勅令により、選挙管理委員会長に任命されるにいたっている。
 ある市民はクエンセルに次のようなコメントを寄せている。「「厳しく公正な」監査長としての評判が高いダショーの現職への任命は非常に適切である。」

(報告者:カルマ・チョデン)
(原文は:http://www.kuenselonline.com/modules.php?name=News&file=article&sid=6435)

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