第9次5カ年計画、岐路に
地方選挙で選出された指導者、ゲオッグ開発委員会およびゾンカック開発委員会それぞれの委員長、開発計画者が一堂に会し、第9次5カ年計画の中間レビューを3日間にわたり、開催した。そこでの議論によると、第9次5カ年計画には多くの誤算、欠点、があるうえに、計画の設定目標が高すぎるという。
予算不足を原因とする計画の遅延により、現行計画の達成率は31%に留まっており、計画者たちは本計画を「非現実的」とみなしている。
プナカ開発委員会のナムゲル・プンツォは「われわれは、自分たちの能力を考えずに、仕事を引き受けてしまった。」という。中央政府の計画者は、資金の流れおよび現在進行中のプロジェクトから、残りの期間におけるプロジェクト進展に楽観的であるものの、ゲオッグレベルでは、大きな権力の委譲を伴う地方分権化の動きは、ゲオッグの行政能力をはるかに超えたものである、と口をそろえて訴えている。
ある村長がクエンセルに語ったところによれば、農村部における技術者不足が、計画の遅延の原因であるという。
タロの村長は自分のゲオッグに、仕事を総監督するために十分な能力を備えた技術者が存在しないという。「5人のエンジニアがいるものの、彼らはプナカにいる上に9つのゲオッグを管轄している。これではどう考えても非効率的だ。」
自らのゲオッグの開発活動の第一線に加わるようになって3年が経過した今、各村長たちは開発計画の円滑な進行には経験と教育のある指導者が不可欠であることに気がつき始めている。
またある村長は「選挙は気まぐれや、国際社会での評判のために行われるものではない。」という。
さらに、技術者の欠如に加え、中央とゾンカックの不十分な連携や事務作業の遅れも第9次五カ年計画の遅れの原因として指摘されている。ブムタン県庁のクンサン・ツェリンは、中央省庁、各部局、そしてゾンカックの連携不足を最大の原因とみている。さらに悪いことに、政策を実際に実施するのは非識字者層の村長、mangmi、事務官であり、往々にして彼らは自分たちの能力の限界に気がついていない。「第9次五カ年計画はあまりにも高みを望んだ計画であった。」
彼女によれば、「尊重たちは相場のつけ方、プロジェクト見積書作成、さらには予算の作成方法も知らない」のである。
ケワン・ガップのソナムによると、各省庁の発行する「許可証」の遅れも開発計画の遅れを招いているという。「許可証発行に数ヶ月かかるケースもしばしばある。」という。
他にも、土地利用手続きの煩雑さ、物資供給の遅延、モニタリングの不徹底、資金の流れの遅さが計画遅延要因としてあげられた。
さらに言えば、アクセスの非常に悪い、シンガール・ラウリゲオッグやガザ・ゾンカックのような僻地の存在も開発の進展を困難にし、十分なコミュニケーション・インフラ整備を困難にしている。
本会議の議長を務めた、リョンポー・サンゲイ・ジンバ首相は、計画者やその実施者に経験をつみ、過去の失敗から学ぶことが重要である、とのべた。首相によれば、政府や計画者たちが直面している問題の多さのわりに、現計画の達成率は評価されるべきであるという。「責任の重さ、資金不足、人的資源の欠如のわりにこの達成率には満足できる。」
同首相は、一堂に会した村長、議員、計画者たちに、現計画はほとんど第10次計画に持ち越される、と告げた。
「われわれは第9次計画の失敗から学び、それに基づいて次の計画を手がけるつもりである。」
(報告者 Ugyen Penjore)
(原文は http://www.kuenselonline.com/article.php?sid=5686 )