プラスチック規制強化へ
今日、プラスチック製品の無制限の使用や廃棄により、環境への悪影響が高まってきている。
通産省職員筋によると、政府は1999年に発布したビニール袋、自家製アイスクリームの
袋等を制限するプラスチック製品禁止令を強化するという。

写真)ビニール袋は今でもよく使われている
政府は非効果的であった禁止令の見直しに積極的だ。政府は禁止令失敗の背景には、ビニール袋の代替製品の不在、関係者間の協力関係の欠如、個人の慣習、国外からの無制限の流入があったとみている。
「紙袋のような、手ごろな値段で、それなりの機能を持つ製品がブータン市場で入手できるようにする必要がある。」国家環境委員会(National Environment Commission副長官のダショー・Nado Rinchhenは言う。
また、通産省の共同長官Dophu Tsheringがクエンセルに伝えたところによると、紙袋が代替品として提案されているものの、丈夫さと値段の高さから使用者には評判が悪いという。
「紙袋はモノを中に入れると破れてしまう。必要なのは丈夫で便利、かつ手ごろな紙とジュート製の袋だ。」同副長官は言う。
通産省官僚筋によると、ブータンの紙工場に対して丈夫で使い勝手の良い紙袋の生産が要請された、という。また、同副長官は「われわれは別筋で、代替製品入手のためにインドのジュート会社とも交渉中である。」とも述べた。
禁止令の曖昧さを残しながらも、通産省と環境委員会は6月5日の世界環境デーにあわせて、第2度目の通告を行い禁止令を復活させる。
第1次通告は関係者間および個々人の協力を目的としていたが、あまり効果は上がらなかった。よって、今回は、禁止令の初犯者に対しては「重い罰」を、再犯者に対しては商業ライセンスの取り消しがおこなわれる。「今までの初犯者に対して500ヌルタム、再犯者に対して1000ヌルタムという罰則は軽すぎた。」とDophu Tsheringは言う。
また、ライセンスの取り消しは最終手段としてのみであった。
「今回は違反者に対してはいかなる情状酌量も行わず、ライセンスの取り消しを容赦なくおこなう。」
「最も重要なことは税関職員が供給自体をコントロールし、最終的にプラスチック製品使用率の低下につなげることだ。そのためには税務局の協力も必要になる」Dephu Tsheringは言う。また、通産省、市当局などの関連機関も禁止製品流通への対策を思案中であると述べた。
(報告Kinley Wangmo)
(原文は http://www.kuenselonline.com/article.php?sid=5445 )